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海水浴 外乗ツアー@クリエ三浦 レポート

2013年8月17日(土)、日本社会人団体馬術連盟主催 「第2回 海水浴 外乗ツアー [1]」が開催されました。場所は昨年同様、神奈川県の三浦海岸にある『クリエ三浦海岸ホーストレッキングファーム [2]』でした。

当日は9時30分に京浜急行三浦海岸駅に集合し、徒歩で三浦海岸に向かいました。参加者は全部で10名。乗馬の経験は初心者から十年以上経験のベテランまで様々であり、昨年のイベントへ参加した方もいました。

三浦海岸には、すでに馬4頭とクリエ三浦のスタッフの方が待機していました。馬はサラブレットより足が太くガッツリした体格でした。名前は、ヒビキ、ゴロー、ナポレオン、そして唯一の雌馬であるサクラちゃんでした。

天気は晴天であり絶好の海水浴日和。日差しはとても強く、砂浜が熱を帯び、素足で歩くのが辛いほどでした。風は殆どなく、波も穏やかでした。

各自着替え及び日焼け対策を講じた後、クリエ三浦のスタッフの方からの注意事項を聴き、2グループに分かれて順番に騎乗することになりました。鞍も鐙も着けない裸馬への騎乗です。最初は戸惑いましたが、すぐ慣れました。水に濡れた馬の体は柔らかく、また温かみがあったため、鞍の上に載るよりむしろ気持ちが良かったです。馬も重い鞍などがない分軽々しく走ることが出来ているようでした。もちろん、落ちても怪我などの心配のない海の中での騎乗なので可能なことだとは思いますが…。

一回目の騎乗では、海に浸った状態で海岸に平行にゆっくり並足で進みました。海の深さは、騎乗した際に太ももが浸る程度でした。2グループ中、騎乗してないグループは馬の尻尾を掴んでもよいとのことでしたので、騎乗していない人は馬の尻尾を掴み、馬たちに引っ張ってもらいました。

しかし、困ったことが一点ありました。馬たちは海の中で用を足してしまうことがあり、尻尾を掴んでいてもお構いなし。そこで馬がその兆しを見せると後ろの人は慌てて尻尾を手放し、クリエ三浦のスタッフは補注網で取り上げ、海を汚さないようにしました。これもイベントの中での愉快な出来事の一つでした。

1回目の騎乗の後はバーベキュー。青空の下、ビールとお肉を堪能しました。参加者の中にバーベキュー名人がいらっしゃったので、彼の指示に従い、参加者はお肉組と焼きそば組に別れ、テキパキと、美味しいバーベキューを楽しみました。

トータルで1時間ほどの休憩後に2回目の騎乗。2回目の騎乗では、走る前に馬の背中の上でうつ伏せ・仰向けになりました。両腕を広げ仰向けになると、限りなく蒼い空が目いっぱい広がり、心まで綺麗になりました。そして、最後は馬の背中に立ち、海へ飛込みをしました。

2回目からはもっと速度を出し、馬は早足で海の中を走りました。海に浸っているだけでも涼しかったのですが、早足をしている馬の尻尾に捕まって引っ張ってもらうと、まるでウインドサーフィンのような爽快感を感じることができました。 2回目の騎乗後は30分ほど休憩をし、3回目の騎乗。3回目の騎乗も2回目同様、海の中で爽快感を存分に味わいました。

そして、終了。あっという間に全騎乗が終わり、シャワーを浴び着替えてから解散となりました。

普段はする機会のない馬との海水浴外乗を通じて、馬の楽しさを味わうこと、会員相互の親睦と交流を図ることができました。またコンクリートジャングルに囲まれた日常から離れ、心まで清らかになるような癒しの時間を過ごすことができました。