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第78回 多摩川乗馬会ボランティア 参加レポート

3月18日(日)に、ボランティアとして福祉ネット「ナナの家」 [1]主催の第78回多摩川乗馬会 [2]に参加致しました。多摩川乗馬会は、「障がい者と一緒に乗馬!」が合言葉の、ナナの家の交流事業の1つで、年に4回開催されております。日本社会人団体馬術連盟 [3]からのボランティア企画としては今回が2回目で、山口会長はじめ8団体から13名が参加しました。

当日ですが、会場には引馬、ふれあい動物園、屋台、KIDSコーナー等の会場が設置され、ボランティアはそれぞれの会場に割り当てられますが、社馬連からの参加者は全員が引馬のイベントに関係する作業が割り当てられました。具体的には、馬を誘導するリーダー、馬の両脇でサポートを行うサイドウォーカー、乗場へのお客さん誘導、ヘルメットの貸出、引馬後のアンケート等の作業です。

当日はこんな感じで進みました。

≪スケジュール≫

7:45 ボランティア受付

受付終了後、会場の設営開始。可能な方は、ここから参加頂きました。引馬の会場設営では、引馬を行うためのサークル(柵)の設置や、障がい者の方が馬上からゲームを行うための設備の準備、等。

<この場所に会場を設営します>

<設営後はこんな感じ>

8:30 動物の到着/動物のケア

紅陽台木曽馬牧場から、今回は3頭の木曽馬をお借りしていましたが、皆おとなしく賢い馬たちです。

9:30 部署別ミーティング

ここで、割当てられた作業について具体的な作業の説明があります。幼児、小学生、障害者が主な引馬の騎乗対象となるため、とにかく安全に配慮した内容の説明が行われます。

<スタッフの説明に真剣に耳を傾けます>

10:00 午前の引き馬開始

いよいよ引馬開始です。2回目の参加者は前回の作業を思い出しながら、初参加の方は注意事項を思い出しながら、また経験者からのアドバイスを聞きつつ、安全に注意しながら設営した場内を1周歩きます。乗っている子供と会話しながらの引馬ですが、中には5回、6回、あるいは毎回来てるよ!というリピーターもおり、地域の方が楽しみに来場しているのが分かるイベントです。

<安全を考慮し、特注のスロープ付軽トラックの荷台から乗降します>

12:30 昼食 

さて、ボランティアの参加者は昼食付きなのですが、カレーライスかハヤシライスが選べます。どちらもレトルトながら、作業の後という事もあり美味しく頂きました。

13:15 部署別ミーティング 

午前、午後の区分がある部署は再度ミーティングを行い、午後の注意点や流れについての説明があります。午後から参加の社馬連メンバーもおり、ここから参加頂きました。

今後の参加を検討している方は、フルに1日参加の必要はありませんので、午前、あるいは午後だけといったように、可能な時間帯でお申し込み頂けると良いかと思います。

13:30 ふれあい動物再開

子供たちが楽しみにしている、ふれあい動物が再開されますが、午前中に沢山餌をあげてしまうと、この頃になると餌を食べない動物もチラホラ見られました。

13:30 午後の引き馬再開

午後の引馬再開です。午後から参加するメンバーには、引馬開始前に社馬連メンバーでもミーティングを行い、午後の作業説明等を伝えてからの開始となります。

午前中よりはお客さんの数が減ってきた感じがありましたが、15時までほぼ休みなく馬も3頭大活躍。馬上の子供たちも怪我なく楽しく終えることができました。

<1頭を3名でサポートします>

15:00 ボランティアの研修

最後は、ボランティアの方による研修という名目の引馬リレー競争。3チーム(3頭)に分かれ、引馬もしくは一人で騎乗によるリレー競争を行いイベントは全て終了です。大勢の子供たちを乗せ頑張った馬たちに感謝!!!  

15:30 片付け、全体会

最後は、馬の手入れ、設備の撤収、会場のゴミ拾い。片付けが終わり、全体ミーティングを行い解散です。皆さんお疲れ様でした!

 朝は少し肌寒く感じる中で設営が始まりましたが、引馬を行っている間は天気も良く大勢の方に乗って頂くことが出来ました。普段練習している乗馬クラブや、競技会とは違う馬との接し方、人との接し方があり、こんな1日の過ごし方もいいなと思えるイベントでした。

是非、皆さんも一度参加してみませんか?

<多摩川をバックに頑張った3頭と参加者で>

[実 績]

 引馬:185名 障がい者レッスン:6名 馬匹:3頭

 ボランティア:49名(馬関連が30名で内14名が社馬連からの参加者

 スタッフ:10名

 参考:福祉ネット「ナナの家」ホームページ http://www006.upp.so-net.ne.jp/net7/

(普及委員会担当)