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第79回多摩川乗馬会ボランティア 参加レポート

 4月29日(日)に、ボランティアとして福祉ネット「ナナの家」 [1]主催の第79回多摩川乗馬会 [2]に参加致しました。多摩川乗馬会は、「障がい者と一緒に乗馬!」が合言葉の、ナナの家の交流事業の1つで、年に4回開催されております。日本社会人団体馬術連盟 [3]の企画としては今回が3回目で、8団体から16名参加しました。

 当日の会場は引馬、ふれあい動物園、屋台、KIDSコーナー等の会場が設置されました。ボランティアはそれぞれの会場に割り当てられますが、社馬連からの参加者は全員が引馬のイベントに関係する作業となります。具体的には、馬を誘導するリーダー、馬の両脇でサポートするサイドウォーカー、乗場へのお客さん誘導、ヘルメットの貸出、引馬後のアンケート等の作業です。

 


≪スケジュール≫

7:45 ボランティア受付

 受付終了後、会場の設営開始

 設営から可能な方は、ここから参加となります。引馬の会場設営では、引馬を行うためのサークル(柵)の設置や、障がい者の方が馬上からゲームするための設備の準備、等を行います。既に何回か参加しているメンバーは、設営の段取りを理解しているため、初めての参加者をサポートしながら設営を行っています。

会場全体の設営

<会場全体の設営>

 

引馬ブースの設営

<引馬ブースの設営>

 

8:30 動物の到着/動物のケア

 紅陽台木曽馬牧場から、4頭お借りしました。皆おとなしく賢い馬です。
河川敷から会場まで引馬で移動します。

会場まで引馬で移動

<河川敷で馬運車から降車、会場まで引馬で移動します>

 

9:30 部署別ミーティング

 午前の部の開始前に午後の注意点や流れについての説明があります。午前からの社馬連メンバーは、このミーティングから参加頂きました。幼児、小学生、障害者が主な引馬の対象となるため、主催者より安全に配慮した内容の説明が行われます。事故が起きないよう皆真剣に確認しています。

 

10:00 午前の引き馬開始

 いよいよ引馬開始です。2回目の参加者は前回の作業を思い出しながら、初参加の方は注意事項を思い出しながら、また経験者からのアドバイスを聞きながら安全に注意し1周歩きます。乗っている子供と会話しながらの引馬ですが、中には5回、6回のリピーターもおり、地域の方が楽しみに来場しているのが分かるイベントです。

合計三人で引馬のお手伝い

<安全を考慮し引手(リーダー)一人、サイド二人の合計三人でサポートします>

 

12:30 昼食 

 ボランティアは昼食が付き、カレーライスかハヤシライスが選べます。どちらもレトルトですが、作業の後という事もあり美味しく頂けました。

馬たちもお昼休み

<馬たちもお昼休み>

 

13:15 部署別ミーティング 

 午後の部の開始前に午後の注意点や流れについての説明があります。午後からの社馬連メンバーは、このミーティングから参加頂きました。

 

13:30 ふれあい動物再開

 子供たちが楽しみにしている、ふれあい動物が再開されますが、午前中に沢山餌をあげてしまうと、この頃になると餌を食べない動物もチラホラ見られました。

ふれあい動物(やぎ)

ふれあい動物(豚)

 

13:30 午後の引き馬再開

 午前中よりはお客さんの数が減ってきた感じがありましたが、15時までほぼ休みなく馬も4頭大活躍でした。馬上の子供たちもボランティアも、怪我なく楽しく終えることができました。

 

15:00 ボランティアの研修

 引馬終了後、ボランティアの方による研修という名目の引馬常歩競争をしました。4チーム(4頭)に分かれ、馬をバトン代わりに引馬常歩競争を行いました。優勝チームには素敵な商品があります。大勢の子供たちを乗せ頑張った馬たちに本当に最後までありがとう!

 

15:30 片付け、全体会

 最後は、馬の手入れ、設備の撤収、会場のゴミ拾い。会場から河川敷まで馬を移動させ、馬運車に馬を乗せます。すべての片付けが終わり、全体ミーティングを行い解散です。
皆さんお疲れ様でした!

 


 障がい者乗馬と聞くと、ちょっと大変なのではと気が引けてしまうかもしれませんが、主催者側のスタッフによる丁寧な説明とサポートがありますので、難しく考えず一度参加して頂ければ充実した一日を過ごす事ができると思います。

 今後の参加を検討している方は午前、午後のみの半日でも構いませんので、可能な時間で申し込み頂けるといいかと思います。是非、皆さんも一度参加してみませんか?
 
 
 今年は、以下の2回を予定しております。
  ・2018年10月14日(日)
  ・2018年11月18日(日)

 


[実 績]

引馬 232名
障がい者レッスン 6名
ボランティア 42名(内16名が社馬連からの参加者)
スタッフ 15名

 


[参 考]

福祉ネット「ナナの家」ホームページ [4]

(普及委員会担当)