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障害馬術中級者講習会 開催レポート

2月23日~24日の2日間にわたり、壬生乗馬クラブ [1]において、日本社会人団体馬術連盟 [2]主催障害馬術中級者講習会 [3]が行われました。

壬生乗馬クラブは、代表の鶴見利光先生が主宰する乗馬クラブで、全日本実業団障害馬術大会や全日本社会人馬術選手権大会などでは大変お世話になっているクラブです。

講習会初日は13時にクラブに集合し、4名×2班に分かれ、早速騎乗しました。

障害の中心に真っ直ぐに入ること、決して馬にプレッシャーを与えぬよう静かに乗ること、人間のバランスをとること、飛越後も人馬のバランスをすぐに戻すことを徹底的に指導いただきました。また、間歩を意識し声に出しながら飛越することを繰り返し練習しました。

レッスン後半はコース走行も行い、前半のレッスンで注意されたことを念頭に置き、みな緊張感を持って挑んでいました。

一鞍目は走行のリズムとバランスを考えたジムナスティック。それを踏まえた運動と練習がありました。鶴見氏より馬とのコンタクト、馬の把握をして馬の動きを邪魔しないようにとの熱いレッスンでした。

騎乗後は、普段あまり学ぶことがないコースデザインについて講義いただきました。

障害間歩の数え方から、馬の特性を踏まえた試合時の入退場・コース走行の仕方について、プロの目線や社馬連の試合に出る私たちの目線に立って、想定ケース毎に解説いただきました。質疑応答もあり、コースデザイナーの意図を理解しようとみなさん熱心に受講されていました。

夜は鶴見先生を囲んで懇親会です。壬生乗馬クラブのスーパーホース話に花が咲き、明日はこの馬に乗ってみたい、もっと高い障害を飛んでみたいなどの要望も快く受け入れてくださいました。

講習会2日目は朝の8時半に馬場に集合し、参加者で実際の試合用のコースを組み立てました。

昨日まで使用していた練習用の横木や支柱を取り除き、本番の試合で用いる障害物をコース表に従って配置しました。

準備馬場にも、本番と同様、垂直とオクサーの障害を準備し、飛越練習を行いました。

下見は昨日の講義内容を思い出しながら、鶴見先生と一緒に周り、ポイント毎にアドバイスをいただきました。

本番同様の100cm障害を下見し、いざ本番。

緊張感も本番同様でみなさん挑まれました。

満点走行者は、ジャンプ・オフ!

4つの障害の高さを更に上げて、「全開で行ってください!!!」という鶴見先生の気合いの声を受けて、脳細胞フル回転の状態で挑み、クリアしてきました。

みなさん、終わった後は、楽しい~!!ストレスも何もかも吹っ飛ぶ!と緊張感と充実感を満喫されていました。

最後に、鶴見先生をはじめ、壬生乗馬クラブのスタッフの皆様には本当にお世話になり、ありがとうございました。

参加者全員、怪我もなく、とても充実した濃いレッスンを受けることができ、また来年も参加したい、更にレベルを上げて臨みたいと思う講習会でした。