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中上級馬場馬術講習会 開催レポート

2月2日~3日の2日間、埼玉県のドレッサージュ・ステーブル・テルイ [1] (以下DST)で、日本社会人団体馬術連盟主催の中上級馬場馬術講習会を開催しました。

講師はDSTオーナーの照井愼一先生。日本馬場連盟の馬場馬術本部長として、今年度はアジア大会、世界選手権大会と大忙しでした。この講習会も今年で8回目となりましたが、照井先生直々の指導が受けられるとあって、毎年人気の講習会となっています。今年の参加者は、聴講生1名を含む9団体12名となりました。
今年もお天気に恵まれ、春が近づいていることを感じさせる、あたたかな乗馬日和でした。
集合後に参加者の経験と技量を元に、照井先生が自ら配馬していただきました。
今年は、例年にも増して照井先生の気合が入り、指導はなんと照井先生とのマンツーマン。

 


1日目は、様々な癖のある馬にどう対応するかをじっくり教えて頂きました。また、その中で騎手の癖も瞬時に見抜き、指導が入ります。練習の中では何度も調馬索が登場しました。

 

2鞍目は場所をインドアへ変え、馬も外馬へグレードアップ。馬への柔軟性が求められるレッグイールディングの練習です。この運動は、Aクラスや日本社会人馬術選手権大会で採用しているFEI総合馬術競技1スター 2015にも取り入れられており、外馬の繊細さに苦戦しつつ、出来るまで繰り返し繰り返しの練習です。

 

騎乗した馬匹の手入れ後、次は室内での座学です。騎乗を撮影したビデオをチェックしながら練習を振り返り、馬場では伝えきれなかった各自の問題点の指摘とアドバイスを受けました。その後、ドイツ乗馬教本「人馬の基礎訓練」をベースにしたパワーポイントにて、馬場馬術の基本について、改めて教えて頂きました。

 

懇親会は、お馴染みの台湾料理店。食べても食べても料理が出てくることに驚きつつ、本日のレッスン内容や各会社の社食事情、照井先生と奥様の馴れ初めなどのお話に、大いに盛り上がりました。

 


2日目の朝は、クラブのアイドル、ロビンがパドックからお出迎え。

 

前日とは別の馬で新しい課題に挑戦する者、同じ馬で再チャレンジの者、それぞれが異なる練習メニューです。参加者に合わせた英語でのレッスンも、グローバルな企業が集まる社馬連ならではの光景。

 

騎乗馬の手入れ後、改めて照井先生から講評をいただきました。2日間という短い時間でしたが、実技、ビデオによる復習、座学と、照井先生の熱い指導による大変充実した講習会となりました。今回の内容が講習生の今後の騎乗に活きることを願います。照井先生、クラブスタッフの皆さん、ありがとうございました。

 

(普及委員会 担当)