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中上級障害講習会レポート (2020/2/22~23)

本連盟主催の中上級者障害講習会が壬生乗馬クラブにて行われました。今回は、初参加の方も含め7名が参加し、2日間にわたって鶴見先生にご指導いただきました。

1日目

1鞍目は鶴見先生が馬配を決めるのではなく、各講習者が希望した馬に騎乗させていただきました。フラットワークの後、円周上に距離の異なる位置に地上横木を置き、横木間を6歩で通過する練習を行いました。正しくコースを走行するために、馬のペースや横木間が短い距離なら外を回る、長い距離なら内を回ると言うように騎乗者が考えて馬を操作する練習を行いました。簡単な様に見えて常に考え、状況にあった指示を馬に伝えることがどれほど難しいかと言うことを実感しました。

2鞍目は、1鞍目で確認した講習者のレベルに合わせ、鶴見先生に馬配を決めていただきました。地上横木を約50cmの高さにし、同様に円周を駆け足で走行・飛越する練習を行いました。地上横木での難しさに加え、踏切も意識するため、より高度な練習となりました。鶴見先生からは障害を意識しないこと、遅すぎず、早すぎないペースを守ることをご指導いただきました。

騎乗後、クラブハウスに集まり、鶴見先生より一人ひとり個別にコメントをいただきました。手綱が長すぎる人は適切な長さで騎乗すること、脚の位置が前に出すぎているので重心を下にしてグラつかない様に騎乗することなど、丁寧にまた熱くご指導いただきました。

夜の懇親会は鶴見先生を囲み馬談義をしたり、講習生同士で親睦を深めることができました。

2日目

3鞍目は1鞍目同様に講習生が希望した馬に騎乗し、オリンピック近代五種のテストのために設営したコースを走行しました。前日に習ったフラットワークを意識しながら準備運動をした後、“馬の良い状態を感じる” ために、コース走行前にインストラクターに下乗りをしていただきました。講習生がそれぞれ持っている課題を改善することができました。

最後に鶴見先生からは今回指導した内容は馬術のほんの一部でしかないこと、日ごろの練習でも今回指導した内容を頭に入れながら練習に励んでほしいと激励をいただきました。