中上級障害馬術講習会 開催レポート(2024/2/10-11)

連盟主催の中上級障害馬術講習会を2024年2月10日11日の2日間、壬生乗馬クラブにて開催いたしました。申込定員を8名で募集を行ったところ、1週間で定員に達するほどの、毎回恒例の講習会となります。

1日目

1鞍目は、フラットワークの基礎として、10mの輪乗りの円周上に地上横木を置き、横木を通過する練習、その後、2.5m間隔で低めの障害を設置し、速歩からのバウンス飛越の練習を実施しました。円周上の地上横木通過は、円が小さくなったり円からはみ出たりと苦戦する講習生もおりましたが、鶴見先生のアドバイスを受けて最後は全員中央線を綺麗に追加することができました。バウンス飛越の練習は、バランスが大事にとなるため、重心をどこに置くかなど講習生一人一人の癖について的確なアドバイスをいただきました。基本的な動作の中でもやや高度な騎乗が求められ、講習生もすぐには対応することができず、フラットワークから鶴見先生の熱意あるご指導をいただき、1鞍目から汗だくになっておりました。

2鞍目ではコース練習の基礎として、連続障害飛越を開始。1鞍目のフラットワークを生かし、障害の入り方から飛越後の回転方法まで、中上級者ならではの高度な練習となりました。こちらでも鶴見先生の愛情あふれるご指導をいただき、あっという間の騎乗練習でした。

馬の手入れをした後、クラブハウスに戻り、本日の騎乗講習の反省を中心に騎乗中のバランスや脚の使い方などを学びました。鶴見先生からのアドバイスや、講習生からの質問に答えてくれる座学講義となりました。

夜の懇親会では、鶴見先生を囲み、講習生の乗馬ライフの話など講習生同士の親睦を深めることができました。

 

2日目

集合と同時にコース走行の下見を開始。鶴見先生からは、講習生各自が考えた色々なコースを想定し、コース間の間歩を確認するように言われ、各自色々なコースを想定して下見を行っておりました。下見終了後、馬装を開始し、各自で前日に学んだフラットワークを開始し準備ができた講習生からコース走行を行いました。競技と同じシチュエーションを作っていただき、緊張感のあるコース走行を行うことができました。コース走行終了後、鶴見先生のご厚意により、先生の馬に乗せていただき、障害の高さを上げてコース走行をさせてもらう講習生もおりました。

講習生からは「普段乗ることのできないような馬で質の高い練習ができて大変有意義な時間を過ごすことができた」「自己の騎乗について様々な確認ができて非常に有意義でした」「鶴見先生の講習だけでも貴重な体験でしたが、他の方の騎乗を見られたのも勉強になり、たくさん刺激を頂きました」など高評価のコメントをいただきました。

鶴見先生をはじめ、壬生乗馬クラブの皆様、素晴らしい馬匹と充実した講習会をご提供いただき、二日間本当にありがとうございました。

 

担当:普及委員会

 

Print This Post