馬術技能資格 グレード審査会 開催レポート・結果報告 (2018年 東京2)

2018年9月30日に早稲田大学馬術部にて、日本社会人団体馬術連盟馬術技能資格 A・B・Cグレード審査会を実施しました。

 

―当日の様子―

 審査会では早稲田大学馬術部の馬場と馬匹をお借りしました。今回の審査会は、Aグレード 2名、Bグレード4名、B’グレード5名、Cグレード1名の総勢12名に受験いただきました。今回は初の英語対応、国際色豊かな審査会となりました。

 まずは筆記試験から、実施いたしました。各グレードに合わせた問題を30分で解いていきます。筆記試験は馬術の基礎知識に関する問題(日本馬術連盟騎乗者資格B級程度)が出題されます。70%以上の正答率で合格となりますが、見事、全受験者に合格いただきました。筆記試験に出題されている内容は、安全に騎乗するために必要な知識ばかりとなります。今後受験されるみなさまも、筆記試験で不合格にならないよう、満点を目指してご準備願います。

 

 

 続いて、部班審査(Bグレード以下)及び、馬場審査(Aグレード)です。Bグレード以下は同一の部班審査を行います。今回は、3班に別れての審査となりました。部班審査では、障害に進んでも安全面に問題ないことをメインに、①正しい姿勢とバランス、②ハミ受けの状態、③正しい運歩の維持とリズム、④直線上・曲線上の真直性、といった観点で審査しています。馬場審査では、JEF馬場馬術競技A2課目を踏みます。今回はめでたく、受験者全員が障害審査に進むことができました。

 

 Bグレード以上を取得することで、多くの馬術大会で障害競技に参加できることから、障害審査では安全騎乗できるかを厳しく審査しております。結果、今回の審査会では2名の方がBグレードを取得されました。合格された方々につきましては、障害競技へのご参加・ご活躍を期待しております。

 ベテランライダーが参加されるAグレードについては、受験された方2名全員がAグレードを取得されました。Aグレードを取得された方は、障害だけでなく国際大会への参加を期待しております。

 

 大型台風が関東地方に近づいている中、奇跡的に雨もふらず、無事スムーズな開催ができました。みなさまご協力ありがとうございました。早稲田大学馬術部の皆様にも、コース作成、下乗り等の準備をいただき、ありがとうございました。取得グレードによって、さまざまな競技会への出場が可能となります。皆様の積極的な受験をお待ち申し上げております。

[ご参考]

取得グレード 出場できる競技会
A 日韓社会人親善馬術大会
B ・ 全日本社会人馬術選手権大会 ドレッサージュ
・ 全日本社会人馬術選手権大会 ジャンピング
・ 全日本実業団障害馬術大会
B' 全日本社会人馬術選手権大会 ドレッサージュ
C ホースフェスティバル

 


―結果―

全体結果は以下の通りです。

  氏   名 所    属 保有グレード 取得グレード
1 丸山 聖子 SOMPOホールディングス B A
2 倉持 江美子 NTT馬術部 C B'
3 棟居 裕尚 皇宮警察本部 B A
4 山谷 佳名恵 富士通馬術部 C
5 祝前 伸光 YS乗馬同好会 B' B
6 岡野 裕之 グーグル合同会社馬術部 B' B'
7 Frederique Visser グーグル合同会社馬術部 B'
8 岡村 みどり グーグル合同会社馬術部 C
9 上野 万里奈 グーグル合同会社馬術部 C
10 張 ゲン ソニー馬術部 D B'
11 菅原 規人 警視庁乗馬同好会 B
12 山田 龍佑 警視庁乗馬同好会 B'

Print This Post